Workshop, Concert, Lecture, etc.

第7回 東欧ユダヤ音楽ワークショップ
Yiddish Academy Tokyo 2025

日 程:2025年 2月4日(火)~9日(日)

各日10:30~12:40、14:00~17:30(2月4日のみ14:00~17:30)
※最終日は劇場シアターX(カイ)にて発表会リハーサル(午前)とコンサート&発表会(15:00~)

会 場:東京・両国 シアターX(カイ)にて開催(墨田区・両国シティコア1 階)

講 師:
アラン・バーン (クレズマー音楽)、
マーク・コヴナツキー(クレズマー音楽、イディッシュ・ダンス)、
吉田 佐由美(イディッシュ・ダンス)
ディアナ・マトゥート(イディッシュ民謡)

対 象:プロ演奏家、音大生、アマチュア演奏家、舞踏家、俳優、演出家、研究者、その他関心のある方
    楽器をされない方も参加できます! 専門知識・語学力不問(適宜解説、通訳あり)

定 員:30名程度

参加費:一般¥30,000、大学生¥20,000 (税込、全6日間)社会人学生は「一般」での参加となります。

    一日単位の参加可(¥6,000、大学生¥4,000/日)2/4火のみ、¥3,000、大学生¥2,000(税込)

★参加申込みはこちらから

クレズマーは東欧ユダヤの伝承文化として高い芸術性を秘めた音楽です。日本では本格的に学ぶことは困難ですが、このワークショップは海外からの選りすぐりの講師の指導で効率よく学べる絶好の機会です。今回あらたにイディッシュ民謡研究の第一人者、ディアナ・マトゥート博士をお迎えし、毎日特別レクチャーをして頂きます。クレズマー音楽と密接な関連をもつイディッシュ・ダンスの学習に加え、東欧ユダヤ文化を象徴するイディッシュ民謡についても深く学ぶことのできるまたとない機会です。ぜひ奮ってご参加ください。

「東欧ユダヤ音楽クレズマー演奏会vol.18~シャガールが愛した、故郷の旋律」

アシュケナージ音楽への旅(第7回東欧ユダヤ音楽ワークショップ成果発表会)

2025年2月9日(日)15:00~@劇場シアターX(カイ)(東京・両国)にて

「東欧ユダヤ音楽クレズマー特別演奏会 in 京都」(第7回東欧ユダヤ音楽ワークショップ成果発表会)

2025年2月11日(祝)14:00~@京都市北文化会館3階創造活動室にて

好評「クレズマー音楽講座」続編開講!

第5回:20世紀以降のクレズマー音楽 10月20日(日)14:00~16:00@ギャラリーカイ 参加費¥2,000

 シュテットル文化の衰退とクレズマーの世俗化

 東欧のシュテットル以外の地域で創作されたクレズマー音楽について概観します。また東欧ユダヤ人の20世紀初頭の米大陸大量移住に伴うシュテットル文化の急速な衰退と、米文化への同化、クレズマー音楽の世俗化について論じます。米国1980年代のクレズマー・リバイバルと、日本における受容の実態と問題点について指摘し、伝承文化としてのクレズマー音楽の在り方について考察するきっかけとします。

・イスラエルのクレズマー「メロン・スタイル」

・ Giora Feidmanの「クレズマー」

・ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」の音楽―架空のシュテットル文化

・日本における「クレズマー」受容

・結び 変化する伝統、伝承すべき伝統


第6回:S.アンスキー『ディブック』を巡って 12月15日(日)14:00~16:00@ギャラリーカイ 参加費¥2,000

  近代ユダヤ・アイデンティティの創出

 ~シャガールの「ユダヤ劇場壁画」とエンゲルの「組曲ディブック」~

 19世紀末から20世紀初頭にかけて、東欧のシュテットル文化はハスカラ(ユダヤ人による世俗化教育)の影響を受け大きく変化していきます。シュロイメ・アンスキーが行ったウクライナでのシュテットル文化調査(1912~14年)は、近代ユダヤ民族の創造源とすべき伝承文化の調査と保存、研究と継承を目指したものでした。その成果として創作されたアンスキーの戯曲『ディブック:二つの世界の間』(1915頃)は、それ自体が近代ユダヤ芸術としての第1作と呼べるものです。シュテットル文化を象徴する本作と、その独自の「上演」ともいうべきシャガールの「ユダヤ劇場壁画」(1920年)、ジョエル・エンゲル作曲の「組曲ディブック」(1926年)を取り上げ、これらの創作に共通するシュテットルの伝承文化との関わりと近代ユダヤ芸術としての本質について考察します。

・S.アンスキーのシュテットル調査とその成果  

・イディッシュ演劇の金字塔アンスキーの『ディブック』

・アンスキーとシャガールの「ユダヤ劇場壁画」

・ジョエル・エンゲルの「組曲ディブック」

※進捗状況により、内容を一部変更する場合があります。ご了承ください。

参加のご予約は
ycra0916@gmail.com まで。

この催しは終了しました。

第6回 東欧ユダヤ音楽ワークショップ

Yiddish Academy Tokyo 2024

クレズマー音楽 イディッシュ・ダンス
Klezmer Music・Yiddish Dance

2024年 2月8日(木)~12日(祝)
劇場 シアターX  

講師:

アラン・バーン Dr. Alan Bern(ピアノ、アコーディオン)    

マーク・コヴナツキー Mark Kovnatskiy(ヴァイオリン、イディッシュ・ダンス)

吉田 佐由美 Sayumi Yoshida(イディッシュ・ダンス)

【対 象】 プロ・アマ演奏家 音大生 歌手 舞踏家 俳優 演出家 研究者 他

    イディッシュ(東欧ユダヤ)文化に関心のある方なら、どなたでも!

    ※楽器をされない方も参加できます。専門知識・語学力問いません。

【定 員】 30名程度

【参加費】 一般¥20,000、学生※¥15,000(税込、全5日間)

 ☆5日間でひと通りのワークショップです。 一日単位でも参加できます。一般¥5,000/日、学生¥3,500/日
※2月8日(木)のみ¥2,000、学生¥1,500
※全日程参加の場合のみ通常¥22,000のところ¥20,000に割引します(学生は¥15,500のところ¥15,000に割引)。
※社会人学生は「一般」でのご参加となります。ご了承ください。  

☆初開講 上級者向け「マスタークラス」を開講します(2月9~11日、各日18:00~19:00)。   
     (詳細後日)別途1クラス¥2,000(料金一律)

日本人向けの速習プログラムで効率的に習得!

 クレズマー音楽は、東欧ユダヤ教の結婚式などの神聖な祭儀に必需の音楽として伝承されていました。しかし19世紀末~20世紀初頭に東欧で頻発したポグロム(反ユダヤ暴動)を避けて東欧ユダヤ人が米大陸へ大量移住した後、米国の商業主義の影響を受けて世俗化します。レコードなどを通して得られる情報には偏りがあり、わが国でのこの音楽の理解は十分進んでいるとは言えません。このワークショップでは、海外から第一線のアーティストを招へいし、東欧ユダヤ教伝統のなかで発展したこの音楽文化を、最新の研究成果に基づいて体系的かつ実践的に学びます。

 クレズマーとして今日知られるイディッシュ音楽は、東欧ユダヤ人の日常生活と表裏一体であった宗教的生活と深く関わる表象文化のひとつです。あの独特の旋律やリズムはどこから来るのか、クレズマー独自の奏法の由来は何か、イディッシュ・ダンスに「振付」がないのはなぜか―これらの疑問の答えは、すべてイディッシュ文化の理解の中にこそ求められるものです。日本での教育経験豊富な選りすぐりの講師陣が、分かり易く伝授します。

今回上級者向けの「マスタークラス」を初開講します(2/9~11日)。

過去に本ワークショップに参加された方のために、トピックを絞って理解を深めます(要別途参加費¥2,000/1クラス)。

演奏会:

東欧ユダヤ音楽・クレズマー演奏会 ~シャガールが愛した、故郷の旋律~ vol.17

2024年2月12日(祝)15:00開演 @劇場 シアターXカイ

参加費¥1,000 高校生以下¥500

講師陣によるレクチャー・コンサートおよびワークショップ成果発表会

プログラム:
Joel Engel 作曲「ディブック組曲」 マーク・コヴナツキーVn. & YAT Yiddish Ensemble
佐藤芳明作曲「Nignの主題による7つの変奏曲」佐藤芳明Acc. 新倉瞳Vc.
ワークショップ講師陣による特別演奏、ワークショップ成果発表

出演:アラン・バーン Pf./Acc. マーク・コヴナツキー Vn. 吉田佐由美 Dance
        磯部舞子 Vn. 関島種彦 Vla. 新倉瞳 Vc. 長谷川慧人Cb.  ふーちん Perc. 樋上千寿Cl.
        佐藤芳明Acc. 濱島亮太Fl. 他

☆ワークショップ・演奏会 参加のお申込み&お問合せ先

  NPO法人イディッシュ文化振興協会 E-mail:ycra0916@gmail.com
   Fax:075-461-7670/携帯:070-6682-4691(樋上)
  または、シアターXカイ Tel:03-5624-1181、Fax:03-5624-1166
    E-mail:info@theaterx.jp までお申込みください。(予約無料、キャンセル料なし)
  氏名・担当楽器(プロ/アマ/学生または舞踏家その他の別)・ご連絡先を明記ください。

 

☆参加費はワークショップ当日受付にてご精算頂きます(現金のみ)。

  または、開講日までに下記指定口座宛てにお振込みください。

 ゆうちょ銀行

  口座記号番号 00920-4-310109  加入者名:NPO法人イディッシュ文化振興協会

  他行等からお振込の場合

  店名:〇九九(ゼロキュウキュウ)店(099) 預金種目:当座  口座番号:0310109

主催:樋上 千寿(京都芸術大学)+シアターXカイ 後援:NPO法人 イディッシュ文化振興協会 助成:JSPS科研費19K00234

東欧ユダヤ音楽ワークショップ&クレズマー演奏会 in 京都【予告】

2024年2月16日(金)18:00~20:00 イディッシュ・ダンス・ワークショップ
講師:吉田佐由美(ダンス)、演奏:アラン・バーン(Acc., Pf.)、マーク・コヴナツキー(Vn.)、
ふーちん(Ds.)、樋上千寿(Cl.)

参加費:前売り¥2,000、当日¥2,500 高校生以下無料

2024年2月17日(土)14:00~ 東欧ユダヤ音楽クレズマー演奏会・シャガールが愛した、故郷の旋律
「ユダヤの結婚式」

演奏:アラン・バーン(Acc., Pf.)、マーク・コヴナツキー(Vn.) 新倉瞳(Vc.) ふーちん(Ds.) 樋上千寿(Cl.)
前売り一般¥3,500、当日¥4,000、高校生以下無料 
大学生(社会人学生除く)および障碍者手帳をお持ちの方¥2,000、介助が必要な方は付添い1名まで同額

いずれも京都市北文化会館・創造活動室にて開催
お申し込みは、本会 ycra0916@gmail.com まで。


                                      

YCRA ユダヤ文化講座2023

Lecture Series on Klezmer Music

日本初!

クレズマー音楽講座

シャガールの「屋根の上のヴァイオリン弾き」が奏でた「クレズマー」は、どんな

音楽なのか?――歴史的・文化的側面から体系的に解説する連続講座です。

生演奏やダンスの実践も採り入れながら、理解の促進を図ります。

第1回 9月24日(日)

 導入「クレズマー音楽は“音楽” じゃない!?」

第2回 10月15日(日)

 「イディッシュ・ダンスとクレズマー」

第3回 12月3日(日)

 「近現代のクレズマー」

第4回 2024年1月14日(日)

 「『ドナ・ドナ』とイディッシュ民謡の真相」

いずれも14:00 ~ 16:00(開場は開始30分前)

ギャラリーX(墨田区・両国シティコア2階)にて

講 師:樋上 千寿(京都芸術大学講師)

参加費:各回¥1,500(高校生以下無料)

参加のお申込みは ycra0916@gmail.com まで。

主催:樋上千寿(京都芸術大学) + シアターXカイ 

後援:NPO法人イディッシュ文化振興協会(YCRA)

以下の催しは終了しました。

東欧ユダヤ音楽・クレズマー演奏会

Yiddish Music Special Concert 2023

シャガールが愛した、故郷の旋律 vol.16 ~ヴィテブスクのクレズマー~

Klezmer Music in Vitebsk

シャガールが愛した、故郷の旋律を辿る旅も、遂に佳境に!

 ヴィテブスクのシュテットルで響いたクレズマーとは―?

日時:2023 年10月22日(日)15:00 開演(14:30 開場)

出演:FreKS

樋上 千寿 Cl. Chitoshi Hinoue

濱島 亮太 Fl. Ryota Hamashima

新倉 瞳 Vc. Hitomi Niikura

ふーちん Ds. Fu-Ching

四宮 伶嗣 Pf. Reiji Shinomiya

会場:ナムホール NAM HALL (岡崎神社前)

参加費:一般予約¥3,500 当日¥4,000(全席自由)

大学生(社会人学生除く)および障害者手帳をお持ちの方*¥2,000

    *介助が必要な方は同伴1名まで同額

高校生以下無料(中高生は生徒手帳等をご提示ください)

主催:京都芸術大学・樋上千寿  後援:NPO法人 イディッシュ文化振興協会

◎この催しは、JSPS科研費19K00234の助成を受けて行います。

以下の催しは終了しました。ご来場ありがとうございました。
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東欧ユダヤ音楽クレズマー演奏会
シャガールが愛した、故郷の旋律 Vol.15
イディッシュ・ヴァイオリンの最高峰・スティーヴン・グリーンマン来日公演<京都公演>
2023年3月1日(水)18:30開演(18:00開場)

京都市呉竹文化センター創造活動室にて

出演:スティーヴン・グリーンマン(ヴァイオリン)、新倉瞳(チェロ)、ふーちん(ドラム)
   樋上 千寿(クラリネット、ピアノ)、濱島 亮太(フルート、ダンス)

参加費:一般前売り¥3,500、当日¥4,000、大学生¥1,500*、障碍者手帳をお持ちの方¥1,500※
*学生証提示のこと。社会人学生は「一般」となります。高校生以下無料。
※介助が必要な方は同伴1名まで同額

伝統的イディッシュ音楽(クレズマー音楽)の世界的名手であるスティーヴン・グリーンマン氏の
自作品から、選りすぐりの名曲を作曲者本人の演奏で紹介。
日本を代表するチェリスト、新倉瞳が特別出演。
参加お申し込みは当会ycra0916@gmail.comまで。

呉竹文化センター

京阪本線「丹波橋駅」西口前すぐ

近鉄京都線「近鉄丹波橋駅」西口前すぐ

第5回 東欧ユダヤ音楽・ワークショップ&レクチャー・コンサート Vol.16(東京)
2023年2月23日~26日
東京・両国「シアターカイ」にて

レクチャー・コンサート

2月23日(祝)15:00開演

出演:スティーヴン・グリーンマン(ソロ・ヴァイオリン)
共演:Yiddish Chamber Ensemble
    1stVn.横山久梨子、2ndVn.川又慶子、Vla.武本秀美、Vc.新倉瞳、Cb.長谷川慧人、 

   Fl. 濱島亮太、Cl. 樋上千寿、Solo Dance吉田佐由美

 プログラム:
スティーヴン・グリーンマン作曲

「ソロ・ヴァイオリンとオーケストラのためのクレズマー組曲」日本初演

ワークショップ

2月24日(金)~26日(日)10:30~17:30(昼休憩あり)
クレズマー音楽とイディッシュ・ダンスの集中講座(3日間)

講師:スティーヴン・グリーンマン、吉田佐由美

参加費:一般¥15,000、学生¥9,000(税込)※社会人学生は「一般」となります。

参加お申し込みは本会 ycra0916@gmail.comまで、お名前、人数をお知らせください。

以下の催しは無事終了いたしました。
ご来場ありがとうございました。


東欧ユダヤ音楽・クレズマー演奏会

シャガールが愛した、故郷の旋律 Vol.14

Yiddish Music Concert in Kyoto 2022

ウクライナのクレズマー

2022年10月25日(火)15:00開演(14:30開場)

京都府京都文化博物館・別館ホール

参加費:一般前売り¥3,000、当日¥4,000

大学生(社会人学生除く)と障がい者手帳をお持ちの方*¥1,500

             *介助が必要な方は同伴1名まで同額

高校生以下無料(中高生は生徒手帳などをご提示ください)


ユダヤ人画家マルク・シャガール(Mark Chagall, 1887~1985)の生まれ故郷、白ロシア(現ベラルーシ)のヴィテブスクで伝承されてきた東欧ユダヤ教の文化と習慣は、彼の初期作品から晩年作まで、様々なモチーフとともに町の日常風景のなかに繰り返し描かれています。なかでも音楽家たちの姿はとりわけ多く描かれたモチーフのひとつです。彼らが演奏していた音楽は「クレズマー」と呼ばれ、結婚式などの祝祭の場で演奏されてきました。これらの音楽は、世俗的な大衆音楽ではなく、神聖な儀式になくてはならない「祈り」と一体のものとして尊重されてきたのです。人々は、祝う気持ちと同時に神への感謝や神とともにいることの慶びを、歌詞のない歌「ニグン」を歌い、またクレズマーの演奏で踊ることで表現したのです。シャガールの絵には、音楽家の姿と一緒に彼らが奏でる旋律やリズムそのままの生気がみなぎっているはずです。東欧ユダヤ人の辿った険しい歴史を振り返りつつ、彼らの慶びや哀しみを心で受け留めたとき、私たちもまたシャガールの作品と共鳴し、その芸術世界により近づくことができるでしょう。

 シリーズ14回目となる本公演では、ウクライナ・ヴェルナツキー国立図書館所蔵の手稿譜から、20世紀初頭にウクライナのシュテットル(ユダヤ人共同体)の結婚式で実際に演奏されていた楽曲を厳選してご紹介します。

#シャガール #クレズマー #ウクライナ #京都 #Ukraine #Klezmer #Chagall

ご予約・お問い合わせは

ycra0916@gmail.com

まで。

出演:樋上 千寿(クラリネット、解説)、濱島亮太(フルート、ダンス)

ゲスト出演:横山久梨子(ヴァイオリン)、新倉瞳(チェロ)、渡辺史(ふーちん)(ドラム)


※新型コロナウイルス感染症拡散防止のため、やむをえず内容を変更、

もしくは中止する可能性がございます。

※会場ではマスクの着用をお願いします。発熱や風邪などの症状がある方は

来館をご遠慮ください。

※会話はできるだけお控えください。


★ニュースレター『YCRA通信』第9号はこちら

☆予告☆

東欧ユダヤ音楽・ワークショップ&レクチャー・コンサート(東京)

2023年2月23日~26日(東京・両国「シアターカイ」にて)

レクチャー・コンサート

2月23日(祝)15:00開演

出演:スティーヴン・グリーンマン(ヴァイオリン)他

 スティーヴン・グリーンマン作曲

「ソロ・ヴァイオリンとオーケストラのためのクレズマー組曲」日本初演

ワークショップ

2月24日(金)~26日(日)11:00~17:00(予定)

講師:スティーヴン・グリーンマン、吉田佐由美

※詳細は後日お知らせします。

以下の催しは終了しました。ご来聴誠にありがとうございました。


Χカイレパートリー劇場

東欧ユダヤ音楽クレズマー演奏会:
シャガールが愛した、故郷の旋律 Vol.15 

Yiddish Music Special Concert 2022

キセルゴフの手稿譜による ウクライナ・クレメネツのクレズマー

2022年1月14日(金) 18:30 (開場は30分前)

東京・両国 劇場シアターカイ

参加費¥1,000、高校生¥500(全席自由)

18世紀中頃から東欧のユダヤ人共同体「シュテットル」で親しまれ、幾世代にもわたって
 継承され続けてきたイディッシュ音楽を、最新の研究成果を交えて紹介するステージです。

 2017年4月、私たちの研究班*はウクライナ国立ヴェルナツキ図書館所蔵の全28冊からなる手稿譜を現地調査し、世界で初めてそのほぼ全頁を複写することに成功しました。

この手稿譜にはロシアの民俗学者ズスマン・キセルゴフとヴァイオリン奏者アヴラハム・イェホシュア・マコノヴェツキによって、約100年前にウクライナやベラルーシのシュテットルで収集されたクレズマーやイディッシュ民謡が1000曲以上も収められています。

第二次世界大戦の戦禍や迫害で歴史から消えてしまったシュテットルの音楽文化を今に伝える貴重な資料です。本公演では、この手稿譜の調査から、キセルゴフが1913年にウクライナのクレメネツのシュテットルで、現地のクレズマー演奏家から伝授された結婚式の音楽を厳選してご紹介します。

 *ゼフ・フェルドマン、アンナ・グラデュコヴァ、三代真理子、樋上千寿、ピート・ルシェフスキーからなる資料調査チーム。

出演

オルケステル・ドレイデル Orkester Dreydel(樋上千寿[Cl.&解説]、濱島亮太[Fl.& Dance])

ゲスト出演       横山久梨子 [Vn.]   武本秀美 [Vla.] 新倉 瞳 [Vc.]   渡部 史 [Ds.]


◎ご予約・お問い合わせ先

◆シアターXカイ

 Tel:03-5624-1181/Fax:03-5624-1166

 E-mail : info@theaterx.jp

または

◆NPO法人 イディッシュ文化振興協会

 E-mail : ycra0916@gmail.com 

 Fax : 075-461-7670

◎代金は当日受付にてご精算ください。

主催: NPO法人 イディッシュ文化振興協会 + シアターXカイ 

助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、JSPS科研費21K12896、 東京藝術大学 

催事中止のお知らせ:

2022年1月18日に予定していましたクレズマー特別演奏会in京都は、スティーヴン・グリーンマンさんの来日が延期となったため、中止とさせて頂きます。何卒ご了承ください。

以下の催しは終了しました。

Xカイレパートリー劇場

東欧ユダヤ音楽・クレズマー演奏会 vol.14
シャガールが愛した、故郷の旋律
Yiddish Music Special Concert 2021

イディッシュ・ヴァイオリンの最高峰、
    スティーヴン・グリーンマンの世界

Masterpieces by Steven Greenman

2021年2月21日(日)15:00開演(14:30開場)

劇場 東京・両国 シアターXカイ

〒130-0026 東京都墨田区両国2-10-14 TEL:03-5624-1181

参加費:¥1,000 高校生 ¥500 (全席自由)

出 演: オルケステル・ドレイデル Orkester Dreydel

     樋上 千寿 Cl.&解説 三代 真理子 Acc. 濱島 亮太 Fl.

ゲスト出演:新倉 瞳 Vc. 横山 久梨子 Vl. 武本 秀美 Vla. 渡部 史(ふーちん)Ds.

18世紀中頃から東欧のユダヤ人共同体「シュテットル」で親しまれ、幾世代にもわたって継承され続けてきたイディッシュ音楽を、最新の研究成果を交えて紹介するステージです。

 今回は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日が延期となったイディッシュ音楽界を代表する名ヴァイオリニスト、スティーヴン・グリーンマン氏の作品を、動画を活用した本人のリモート指導により演奏者が事前学習し紹介する特別プログラムです。20世紀以降の様々な新興音楽との融合を繰り返して多様化するクレズマー音楽界にあって、本来のイディッシュ音楽の美的固有性に拘り続ける数少ない音楽家、グリーンマン氏の独自の伝統音楽世界を、日本を代表する演奏家をゲストに迎えてお届けします。どうぞご期待ください!

◎ご予約・お問い合わせ先

◆シアターXカイ

 Tel:03-5624-1181/Fax:03-5624-1166

 E-mail :  info@theaterx.jp

または

◆NPO法人 イディッシュ文化振興協会

 E-mail : ycra0916@gmail.com

 Fax : 075-461-7670 Phone:070-6682-4691(樋上携帯)

まで、氏名、人数、ご連絡先をお知らせください。

◎代金は当日受付にてご精算ください。

主催: NPO法人 イディッシュ文化振興協会 + シアターXカイ 

助成:JSPS科研費19K00234、独立行政法人日本芸術文化振興会  

↓↓↓ 以下の催しは終了しました ↓↓↓

事業内容変更のお知らせ

いつも当協会の事業にご理解とご支援を賜りまして有難うございます。

さて、今月下旬に予定しております事業に関しまして、内容の変更が生じましたのでお知らせします。

昨今の新型コロナウイルスの国内での感染拡大を受け、2月18日~24日まで、京都と東京で開催予定の演奏会およびワークショップへの招聘を予定していた4名のアーティストのうち、

アラン・バーン氏、スヴェータ・クンディッシュ氏、吉田佐由美氏の3氏が来日を取りやめることとなりました。

従いまして、ワークショップはマーク・コヴナツキー氏の指導で開催することとなりました。

このため、指導内容に若干変更が生じますことを何卒ご諒解ください。

ただ、マーク・コヴナツキー氏は演奏家としてはもちろんのこと、舞踏家としても極めて秀でたアーティストであり、これまでにも世界各地で豊富な指導経験をお持ちです。また過去2回のワークショップでも吉田氏と共にダンスの指導を担当され、好評を得ております。イディッシュ民謡については今回手薄となることは否めませんが、イディッシュ音楽とダンスについて、またユダヤ教の歌唱音楽について、国内で適切な指導を受けられる貴重な機会であることに変わりはありません。当初の予定とは違うものにはなりますが、皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

また、演奏会の内容につきましても、出演メンバーが減ることで当初予定から変更が生じますが、本格的なクレズマー音楽をお聴き頂けると言う点では何ら変わりはございません。出演メンバー一同、ベストを尽くす所存で臨みます。こちらもぜひ、お越し頂きますようお願い申し上げます。

皆さまにおかれましては、くれぐれも体調管理にご留意され、お健やかに過ごされますようお祈り申し上げます。

2020年2月4日

NPO法人イディッシュ文化振興協会

樋上 千寿 

これらの催しは終了しました。ご協力ありがとうございました。

イディッシュ音楽特別演奏会 in 京都

2020年2月18日(火)18:30~20:30 

京都市左京区・岡崎神社前「ナムホール」Tel:075-741-8576

参加費:一般前売り¥4,000、当日¥4,500、学生(大学生以下)¥2,500、

障がい者割引¥2,500(介護が必要な方は介護者1名様無料)、小学生以下無料(保護者同伴時)

定員50名

出演:マーク・コヴナツキー(ヴァイオリン)、新倉瞳(チェロ)、樋上 千寿(司会・クラリネット)

現代のイディッシュ音楽界を代表する世界的演奏家を海外から招聘し、世界最高峰のイディッシュ音楽をお楽しみいただきます。またゲストに、クラシックのみならずクレズマー音楽にも造詣の深いスイス在住のチェリスト、新倉瞳さんを迎えます。イディッシュ音楽界を代表するアーティストたちによる一夜限りの特別セッションをぜひお聴き逃しなく!


特別プログラム:“Torah Images” 「トーラー・イメージ」上演 

by シェンディ・コピットマン・コヴナツキー(映像)&マーク・コヴナツキー(演奏)

古来、マイモニデスやナハマニデス、ラシ―らに代表される聖書解釈者によって注解されてきた『トーラー(聖書)』を

写真や絵画といった視覚芸術と、イディッシュ音楽の生演奏によって「解釈」した、「現代の『トーラー』」とも言うべき作品です。

2018年より、写真家のシェンディ・コピットマン・コヴナツキーと演奏家のマーク・コヴナツキー夫妻によって、

東西ヨーロッパやイスラエルなど各地で上演され、高い評価を受けた当作品を、いよいよ日本でも初めて上演します。

 

【東京での催し】

第4回 東欧ユダヤ音楽ワークショップ&第13回東欧ユダヤ音楽クレズマー演奏会

Yiddish Academy Tokyo 2020 & Yiddish Music Concert vol.13

ワークショップ  2020年2月20日(木)~23日(日)11:00~18:00

 東京・両国 ギャラリーX(カイ) 

参加費一般¥18,000(全日参加の場合)、学生*(中高生・学部生・大学院生)¥12,000

    ※一日単位で参加の場合、¥5,000/日、学生¥3,000/日

    *「聴講生」「社会人学生」は「一般」でのご参加となります。ご了承ください。

招聘講師:マーク・コヴナツキー(ヴァイオリン、イディッシュ・ダンス)

統括:樋上 千寿(京都造形芸術大学)

対象:プロ・アマ演奏家、歌手、舞踏家、俳優、演出家、研究者、ほか関心のある方どなたでも

≪イディッシュ音楽を包括的に学べる、日本人向け特別プログラム≫

クレズマー音楽、イディッシュ民謡、そしてイディッシュダンスは、一つの文化です。このワークショップでは、

世界の第一線で活躍するアーティストを海外から招へいし、体系的な知識と実際の演奏や演技に触れることを通して、

あらゆる側面からこの音楽文化の本質に迫ります。海外で学ぶしかなかったこの音楽文化を、国内で効率良く学べる

またとないチャンスです。この得難い機会をぜひ最大限に活かしてください。必ずや、数々の「新しい発見」が

目の前に次々に現れることでしょう。

【学習内容】 イディッシュダンスとクレズマー音楽、ノン・ダンス・ジャンルの音楽、イディッシュ民謡とユダヤ人の生活文化、他

◎授業は英語または日本語で行われます。英語の場合はサポート・スタッフによる日本語通訳が付きます。

クレズマー演奏会:2月24日(月・祝)15:00~18:00

 劇場 東京・両国 シアターX(カイ) 参加費¥1,000、高校生¥500

シャガールが愛した、故郷の旋律

18世紀中頃から東欧のユダヤ人共同体「シュテットル」で親しまれ、幾世代にもわたって継承され続けてきた

イディッシュ音楽を、最新の研究成果を交えてご紹介するオルケステル・ドレイデルのステージです。

 今回は2年ぶりにドイツからイディッシュ音楽界の名演奏家を招聘し、世界最高峰のイディッシュ音楽を

ご堪能いただきます。また、映像作品と生演奏による現代の『トーラー(聖書)』解釈ともいうべき

「トーラー・イメージ」を上演します。イディッシュ音楽の世界を多角的にお伝えする盛りだくさんの

プログラムにご期待ください。


内容:クレズマー音楽、イディッシュ・ダンス、イディッシュ民謡、ユダヤ教聖歌

演奏会出演者:オルケステル・ドレイデル=樋上千寿(クラリネット、解説)、三代真理子(ピアノ、アコーディオン)、

濱島亮太(フルート)、ほか有志のみなさん

特別参加新倉瞳(チェロ)

特別出演:マーク・コヴナツキー(ヴァイオリン、イディッシュダンス)

YCRA美術講座

「シャガールと美術」ー新しい美術史への誘い―

第4回:2019年3月30日(土)、第5回:4月28日(日)、第6回:6月15日(土)、

第7回:9月16日(月・祝)、第8回:10月20日(日)、第9回:12月8日(日)、

最終回:2020年1月13日(月・祝)

各回13:30~16:30(途中休憩あり)、♪各回クレズマー演奏あり

会場:京都市国際交流会館・第4会議室

講師:樋上 千寿(京都造形芸術大学講師、本法人理事長)

参加費:各回¥1,000 当日受付にてお支払いください。

受講のお申込みはメールmailto:ycra0916@gmail.comまで、どうぞ。

YCRA美術講座「シャガールと美術」

ピカソと並ぶ人気を誇る画家シャガール。空飛ぶ恋人たちや、色鮮やかな作風から、「幻想の画家」「色彩の魔術師」などと呼ばれてきましたが、それは彼の芸術の本質を本当に表しているのでしょうか?ユダヤ人として、ひとりの芸術家として、二度の世界大戦とその後の冷戦時代を生き抜いた彼が本当に伝えたかったメッセージとは何だったのでしょうか。本講座では、シャガールの芸術的源泉となった、東欧ユダヤ人の生活文化や、彼が生き抜いた激動の20世紀の歴史との関わりから、表現の特質やモチーフの本当の意味などを明らかにしていきます。

参考図書『ああ、誰がシャガールを理解したでしょうか?』圀府寺司編著、大阪大学出版会。

【終了した催し】

第3回東欧ユダヤ音楽ワークショップ & クレズマー演奏会 

Yiddish Academy Tokyo 2019

日程:2019年2月26日(火)~3月2日(土) ※プレイベント:2019年2月3日(日)

場所:劇場 シアターX(カイ)

主催:樋上 千寿+シアターX(カイ)、助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、駐日イスラエル大使館

後援:NPO法人イディッシュ文化振興協会

参加費:一般¥18,000、学生¥10,000(全5日間の一括払い)

(一日単位での参加も可能です。その場合は¥4,000/日、学生¥2,500/日)

ワークショップ:2月26日~3月2日、各日11:00~17:50(最終日11:00~13:00)13:00~14:30昼休憩

演奏会とアフター・ミーティング:3月2日(土)15:00~18:00

   演奏会参加費:一般¥1,000、高校生¥500、ワークショップ参加者は無料

ワークショップ定員:25名程度 

対 象:演奏家、舞踏家、音大生、歌手、俳優、演出家、研究者、ほか、ユダヤ文化に関心のある方(楽器経験不問)

【ワークショップ・スタッフ】

総合指導:樋上 千寿(京都造形芸術大学非常勤講師、美術史家、演奏家)

指導補佐:三代真理子(東京藝術大学非常勤講師、音楽学博士、演奏家)、松本みさこ(演奏家)

特別講師: 吉田佐由美(ドイツ・ベルリン在住、舞踏家)

【演奏会出演者】(予定)

オルケステル・ドレイデル:樋上 千寿(Clarinet、解説)、三代 真理子(Piano、Accordion)、松本 みさこ(Accordion)、高橋 延吉(Drums)、他有志

特別出演:吉田 佐由美(Dance)、ワークショップ参加者


【ワークショップ・講座概要】2月26日~3月2日、各日11:00~17:50(最終日11:00~13:00)13:00~14:30昼休憩

1、「イディッシュ民謡とシュテットルの生活文化」(解説:樋上 千寿)

東欧のユダヤ人共同体の町「シュテットル」で歌い継がれた数々の民謡のなかから、ユダヤ教の安息日に歌われた歌や、ホロコーストにまつわる歌など、シュテットルの生活文化が映し出されたものを選び、その歴史的・文化的背景解説と合わせて紹介します。やさしいイディッシュ語の唄を一緒に歌ってみましょう。演奏家の方も、レパートリー拡充のためにぜひ参加してみてください!  

課題曲(予定):ショレム・アレイヘム、親愛なる女王様、もしも力があったなら、月のように美しく、トゥムバラライカ、他

2、「クレズマー音楽とイディッシュ・ダンス」(ダンス指導:吉田 佐由美、演奏指導:樋上 千寿)

東欧ユダヤ音楽を代表するクレズマー音楽は、結婚式などの場で演奏された器楽です。演奏される場面によって、ダンス・ジャンルとノン・ダンス・ジャンルなどの区別がありますが、ダンス・ジャンルのなかから「ホーラ」「フレイラハス」「ブルガール」など、代表的かつステップがシンプルで馴染みやすいものを紹介します。イディッシュ・ダンスは他の東欧の民族舞踊のような複雑で形式的な振り付けは少なく、それよりも個々人の感情表現が重視されます。ダンスでは自らを輝かせる「シャイン」においての身体言語(ジェスチャー)が大変特徴的です。また演奏でも、ダンサーや共演者とのコミュニケーションのためのさまざまな語彙の理解と習得が重要です。これらの理解と実践を通して、クレズマー音楽とイディッシュ・ダンスの相互の関連性や、この舞踏文化の本質理解を目指します。 

 またノン・ダンス・ジャンルのなかから、即興的要素の多い「ドイナ」、花嫁のために演奏される「ドブラノチュ」や「カレ・バゼツン」などのレパートリーを紹介します。それぞれのレパートリーについて、クレズマー音楽特有の演奏法についても解説し、共有を図ります。

 この授業では、実際の演奏をバックにダンスを実践します。演奏家の方は、ご自身のレパートリー拡充のためにも、ぜひ参加してください(楽譜配布あり)。

【主なテーマと内容】

・イディッシュ民謡とシュテットルの生活文化

・クレズマーのダンス・ジャンル:「ホーラ」「フレイラハス」「ブルガール」「シェーア」など

・クレズマーのノン・ダンス・ジャンル:「ドイナ」「ドブラノチュ」「カレ・バゼツン」など

【演奏会&成果発表会、アフター・ミーティング】3月2日(土)15:00~18:00

ワークショップ最終日にオルケステル・ドレイデルによるレクチャー・コンサート形式のクレズマー演奏会を行います。またワークショップの成果発表として、参加者を含めたパフォーマンスを行います。終演後には聴衆と講師および出演者らによる質疑応答形式のアフター・ミーティングを行い、意見交換や情報の共有を図ります。


お問い合わせ、お申し込みはメールycra0916@gmail.comまでどうぞ。

☆参加費はワークショップ初日10:30 ~受付にてご精算頂きます(現金のみ)。

  または、開講日までに下記指定口座宛てへお振込みください。

ゆうちょ銀行

  口座記号番号 00920-4-310109  

       加入者名:NPO 法人イディッシュ文化振興協会

他行等からお振込の場合

  店名:〇九九(ゼロキュウキュウ)店(099) 

       預金種目:当座  口座番号:0310109


※本ワークショップの体験版として、プレイベントを下記の要領で開催します。

「イディッシュ民謡&イディッシュ・ダンス:ミニ・ワークショップ」

2019年2月3日(日)13:30~16:30(開場13:00)

両国シティコア2階、ギャラリーX(カイ)にて 参加費¥2,000、高校生¥500

解説:樋上 千寿(本会理事長)

・イディッシュ民謡の紹介と文化的背景解説

・イディッシュ・ダンス体験(生演奏つき)

ワークショップの実際の内容を前もって体験することができます。

ワークショップへの参加をご検討の方は、是非ご参加ください。

楽器経験は問いません。どなたでも参加できます。

お申し込みはメールycra0916@gmail.comまでどうぞ。

NPO法人イディッシュ文化振興協会設立2周年記念事業

YCRA美術講座

「シャガールと美術」ー新しい美術史への誘い―


第1回:9月17日(月・祝)   第2回:10月20日(土)   第3回:12月16日(日)

第4回:2019年3月30日(土)、第5回:4月28日(日)、第6回:6月15日(土)

各回13:30~16:30(途中休憩あり)☆クラリネット独奏による生演奏コーナーもあります。

ピカソと並んで根強い人気を誇る画家シャガール。しかし、彼が東欧ユダヤ人の画家であることは、最近まであまり知られていませんでした。けれども彼が画家としてデヴューを果たした1910 年代のパリで、シャガールがユダヤ系であることは周知の事実でした。また、彼とともにエコール・ド・パリの画家としてデヴューを果たしたスーチンやモディリアーニらもまたユダヤ系でした。しかし、わずか100 年遡って、1800 年代の初めに「ユダヤ人画家」という存在は見当たりません。それは何故でしょうか?

ユダヤ教徒と偶像崇拝

ユダヤ教徒は今なお「トーラー」と呼ばれる聖書を信仰の基盤としています。キリスト教では「旧約聖書」と呼ばれているこのユダヤ教徒の聖典には、「十戒」と言われる「鉄の掟」が示されています。これは「トーラー」の著者とされているモーセが、シナイ山で神から直接受け取った石板に刻まれた10 の掟です。そこには、神を唯一絶対の主として揺るぎない信仰心をもって従うことを求めるとともに、「いかなる像も刻んではならない、そしてそれを拝んでもならない」という「偶像崇拝の禁止」が定められています。この掟のため、ユダヤ人は長い間、造形作品を創造することをタブーとしてきたのです。シャガールが生まれる100 年前に、ユダヤ人美術家がいなかったのはそのためです。では、シャガールが画家になったのは、どういう理由でしょうか?

本講座では、ユダヤ教の「偶像崇拝の禁止」にも関わらず、多くのユダヤ系美術家が生まれた経緯と、ユダヤ人にとって大きな試練の時代となった20 世紀を生き抜いた画家シャガールの生涯を辿ることで、本来なら結びつくことのなかったはずの「シャガール」と「美術」の関わりについて、さらには命がけの厳しい監視の下で「自由に表現すること」の尊さについて、じっくり考えて行きたいと思います。

会場:京都市国際交流会館・第3会議室、または第4会議室

時間:各回13:30~16:30(途中休憩あり)

講師:樋上 千寿(京都造形芸術大学講師、本法人理事長)

参加費:各回¥1,000 当日受付にてお支払いください。

受講のお申込みはメールmailto:ycra0916@gmail.comまで、どうぞ。


【講座概要】

第1回(9月17日)13:30 ~ 16:30 (途中休憩あり)

「ユダヤ人と美術」①:偶像崇拝の禁止

ユダヤ教における「偶像崇拝の禁止」の掟は、ユダヤ教から派生したキリスト教に継承されました。しかし、現在残るキリスト教美術にはおびただしいまでの「偶像」が描かれ、また刻まれています。同じ「ヘブライズム」に属するユダヤ教とキリスト教で、なぜこれほどまでに「偶像」に対する姿勢が分かれたのでしょうか。初回は導入として、ヘレニズム(ギリシャ・ローマ文化)とヘブライズム(ユダヤ教、キリスト教)における神の本質の違いと美術表現の関係を探ります。

第2回(10月20日)13:30~16:30(途中休憩あり)

「ユダヤ人と美術」②:イコノクラスムとイコン

豊かな偶像表現を展開させた西欧(西ローマ)のキリスト教に対して、東欧(東ローマ)のビザンティン美術では、偶像破壊運動「イコノクラスム」を経て抑制の効いた独自のイコン芸術が発展します。イコンは「偶像」ではないのでしょうか。またイコンは現代の美術にどのような影響を及ぼしたのでしょうか。イコノクラスムの視点から現代アートを読み解きます。

第3回(12月16日)13:30~16:30(途中休憩あり)

「ユダヤ人と美術」③:反ユダヤ主義の美術とユダヤ人美術家の登場

国民=キリスト教徒という時代に、ユダヤ教徒は「国民」ではありませんでした。しかし18 世紀末の市民革命後、宗教と国家は切り離され、それぞれ自由意志を持つ個人が選択し、従属するものとされました。そしてユダヤ教徒でありながら、国民でもあるという存在の仕方が可能となります。また、啓蒙主義の発展から、差別の要因とされたユダヤ教を捨ててキリスト教社会に同化するユダヤ人も現れます。近代にユダヤ人がいかにして「美術家」となっていくのか、その過程を社会との関わりから探ります。

第4回 2019年3月30日(土)「シャガールと美術」①

激動の20 世紀をユダヤ人として活動したシャガールの芸術の本質について、社会と歴史との関わりから迫るシリーズ第1 回目。

第4 回以降は「シャガールと美術」連続講座となります(全6 ~ 7 回の予定)。

第5回 4月28日(日)、第6回 6月15日(土)、第7回以降、日程未定。

◎本講座は連続講座ですが、ご都合に合わせてご参加ください。

講師略歴:樋上千寿(ひのうえちとし)、京都市生まれ、美術史家、ユダヤ音楽演奏家。同志社大学文学研究科博士後期課程単位取得。修士(芸術学)。京都造形芸術大学講師。大阪国際大学、神戸夙川学院大学、京都美術工芸大学でも非常勤講師を歴任。2004~2006年度大阪大学文学研究科特任研究員。ユダヤ系芸術家シャガールの作品解釈を主な研究テーマとする。主な論文「シャガールの修復(ティクーン)」(『民族芸術』第19号、2003年)、著書『ああ、誰がシャガールを理解したでしょうか?』(共著、大阪大学出版会、2011年)。また東欧ユダヤ音楽クレズマーを演奏する楽団「オルケステル・ドレイデル」のリーダー兼クラリネット奏者として、シャガールが親しんだ音楽の紹介にも努めている。





【以下は終了しました】

第2回 東欧ユダヤ音楽ワークショップ Yiddish Academy Tokyo vol.2 のお知らせ

日程:2018年 2月19日(月)~23日(金) 各日11:00~17:50(予定)※

    ※最終日23日(金)のみ、11:00~15:30(予定)

劇場 東京・両国 シアターX(カイ)にて開催(墨田区・両国シティコア1 階)

講師: アラン・バーン (アコーディオン、ピアノ)、マーク・コヴナツキー(ヴァイオリン、ダンス)

   吉田佐由美(ダンス)

統括:樋上 千寿(ひのうえ ちとし)京都造形芸術大学講師

【対 象】プロ演奏家、音大生、アマチュア演奏家、舞踏家、その他関心のある方

【定 員】40名程度

【参加費】一般¥18,000、学生¥12,000 (税込み、全5 日間。一般は早期割引あり※)

    ※2017年12 月31 日までにご予約の場合¥1,000 引き(一般のみ)

ご予約は無料です。まずはメール(mailto:ycra0916@gmail.com)までお申込みください(キャンセル料なし)。

◆参加費はワークショップ初日10:30~受付にてご精算(現金のみ)、または当NPO法人口座宛てにお振込み頂きます。
◆5日間で一通りのワークショップです。一日単位で参加されたい方はお問い合わせください。
◆授業は英語または日本語で行われます。英語の場合は適宜通訳を行います。

【概要】

・長年ドイツや欧米各地でワークショップを開催してきたアラン・バーン博士らを招聘し、東欧ユダヤ音楽クレズマーを、
 「ダンス」と「演奏」の両面から習得する特別プログラム。
・ユダヤ教文化に馴染みのない日本人向けに、ユダヤ教文化との関連についての背景解説も必要かつ十分に行い、
 クレズマー文化の本質を包括的に理解することを目指します。
・昨年度より2日多い全5日間の授業で、集中的かつ効率的に学びます。

 昨年度(第1回)の公式ページはこちらをご覧ください。

#東欧ユダヤ音楽 #クレズマー #イディッシュ

【関連イベント】

   東欧ユダヤ音楽クレズマー演奏会~シャガールが愛した、故郷の旋律 vol.11 
        &Yiddish Academy Tokyo vol.2 Final Dance Session

2018年 2月23日(金)18:00開演(終演後アフター・ミーティングあり)

劇場 東京・両国 シアターX(カイ)にて開催(墨田区・両国シティコア1 階)

参加費:¥1,000、高校生以下¥500

出演(予定):オルケステル・ドレイデル=樋上千寿(クラリネット、解説)、松本みさこ(アコーディオン)、

     三代真理子(アコーディオン)、大橋祐子(ピアノ)、高橋延吉(ドラムス)、他有志

特別出演:アラン・バーン(アコーディオン、ピアノ)、マーク・コヴナツキー(ヴァイオリン、ダンス)
     吉田佐由美(ダンス)

Final Dance Session では、ワークショップ参加者の皆さんにも演奏&ダンスを披露して頂きます。


【追加公演決定!】・アラン・バーン&マーク・コヴナツキー特別公演 in 京都  

  Dr.Alan Bern & Mark Kovnatskiy Special Concert in Kyoto

2018年 2月17日(土)14:00開演(予定)

会 場:NAMHALL ナムホール 京都市左京区岡崎神社前 TEL:075-741-8576

出 演:アラン・バーン Piano、マーク・コヴナツキー Violin

特別参加:樋上 千寿 Clarinet

参加費:前売り¥2,500、当日¥3,000

  障がい者のかた¥1,500、大学生以下¥無料

定員40名 お早目のご予約をお勧めします。ご予約はmailto:ycra0916@gmail.comまで!


過去の事業については「オルケステル・ドレイデル」のブログをご参照ください。